第6回アワガミ国際ミニプリント展 2023に入選しました。
第6回アワガミ国際ミニプリント展 2023に入選しましたのでその報告です。
アワガミ国際ミニプリント展は一般財団法人阿波和紙伝統産業会館、いんべの里地域活性化実行委員会が主催する全世界公募の版画展になります。http://miniprint.awagami.jp/index_jp.html
2年に一度の開催で今回が6回目となっています。
この公募展の特徴は和紙に印刷した作品が応募の条件になっている事です。
和紙でしたらアワガミファクトリー製でなくても問題ないのですが、私はいつも出力をお願いしている(株)リネクトさんがアワガミファクトリー製の用紙を取り扱っていましたので、AIJP 楮(厚⼝)に出力してもらいました。
又、この公募展は版画の募集ですが、デジタル作品も出力する事でデジタル版画として応募できるのでとても間口が広くなっていると思います。
今回の作品応募総数は1587点で最近の公募展としてはかなり応募数が多く、入賞、入選の合計数は236点でしたので入選はかなり狭き門となっているように思いました。
入賞入選作の国籍を見ると本当に世界中から応募がある事がわかりますので登竜門的な公募展として益々知名度が上がるのではないかと感じています。
展示についてのお知らせです。
日時:2023年10月7日(土)~11月12日(日) 9:00-17:00 月曜休館(祝日の場合は翌日休館)
会場:阿波和紙伝統産業会館、いんべアートスペース
共通入場料 一般300円 学生 200円 小中学生150円
この場でも入選作品を掲載しておきます。
タイトルは「reflection」です。
細かく色分割された面に光線等のCG画像を嵌め込んで制作されています。
※今回は本名(Yoshyuki Fukui)での応募になっています。
さてNFTの販売ですが、前回の記事でも書いた通り購買が枯れてしまった状態が続いております。
今年は5月、7月、8月と全く販売が無く、新作投入後の作品閲覧数を見る限りでは9月もおそらく購入される事が無いと思っています。
人が通らない裏通りで商売しているような状況になってしまっているという事です。
作品販売のルートは今はNFTだけなのでジクレー印刷した物をそれなりの価格で販売する事を考える時期に来ているように思います。
本当はNFTがもっと活発に売買される事で作家の知名度や作品の価格アップを狙って、その後ジクレーアートの販売を行おうと考えていたのですが、NFT市場が衰退している現状のままでは時間だけが無駄に過ぎて行きますので前述の様にジクレー販売にも参入して行こう計画しています。
ジクレー販売を行うにあたり、どうしてもNFTの販売価格が足かせになると思いますので近いうちにNFTの価格を大幅に改定する予定です。
具体的に言うとジクレー製造原価は出力費と送料等の経費を入れると用紙にもよるのですが50Cm四方のサイズでも約1万円は見ておかないとならないのです。
そうするとシートのみの理想的な販売価格は最低でも3万円、将来的にギャラリー等での販売を考えると10万円以上は付けたいところです。
しかし私のNFT販売価格は一枚5千円前後になりますのでどうしても価格の整合性が取れないのです。
NFTはデジタルデータの所有権だけで著作権は作者にあります。
NFTを所有しているからと言って勝手にジクレーにして販売する事は出来ませんが、ジクレー版画でも作品を複製して販売する事は出来きない為に同じ事です。
ジクレー版画には作家の直筆サインを入れる予定ですが、価格差を埋めるだけの説得力が無いと考えます。
このような理由からNFTの現状の販売価格ではジクレー販売の足かせになりかねないと考えています。
Adam by GMO内で近い内にアナウンスして、10月に入ってから徐々に価格改定して行こうと思います。
益々売れにくくなる事は分かっていますが、将来へのステップアップの為に決断したいと思います。